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平成26年6月に成立した「医療介護総合確保推進法」によって、2025年を見据え、医療・介護のあり方を一体的に見直す政策が動きだし、医療の分野においても、様々な政策が始められた。
まず、同年10月より「病床機能報告制度」が開始され、病院は、自院の病床の医療機能を「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」の4つに区分し、「現状」と「今後の方向」などを年1回、都道府県へ報告することが義務付けられた。
また、平成28年10月に策定された「兵庫県地域医療構想」に基づき各圏域に設置されている「地域医療構想調整会議」において、医療機能の分化・連携、在宅医療の充実、医療従事者の確保等具体的な施策の実施について検討・調整がされており、その地域にふさわしいバランスのとれた医療・介護サービス提供体制の構築が図られることになる。このほか、「医療事故調査制度の創設」「介護療養型医療施設の廃止と介護医療院の新設」など民間病院を取り巻く環境は大きく変化しつつある。

一方で、2025年問題に向けた「分水嶺」と位置づけられる今年度の診療報酬・介護報酬同時改定において、診療報酬改定率の医科は0.63%増であったが、全体では−1.19%と平成28年度改定の−1.03%よりさらにマイナスの厳しい改定となった。また、国は、平成29年3月に「働き方改革実行計画」を定め、それに基づき厚生労働省は「医師の働き方改革に関する検討会」を設置し、「質の高い新たな医療」と「医療現場の新たな働き方の実現」を目指して検討が行われており、民間病院としては、自院の現状把握・分析等の実施や在り方を考えていくことが必要である。
加えて、消費税10%への引上げが平成31年10月に延期されたことに伴って、医療に係る「控除対象外消費税問題」への対応も先送りとなった。現行税制の矛盾した仕組みのままであれば、「控除対象外消費税」はさらに増加し、経営にとって致命的となる。引き続き、日本医師会や四病協と一体となって取り組んでいく必要がある。

平成30年度は、これらの動向を注視し、行政や関係団体との連携・協力を深めながら、諸事業を推進していくこととする。

1.管理運営・経営改善に関する事業
 (1) 定時総会の開催   年1回 
 (2) 理事会の開催    年9回
 (3) 委員会等会議の開催
    @事務長会幹事会  適宜
    A看護部長会幹事会 適宜
    B各種委員会等   適宜
 (4) 調査・研究の実施
    @病院給与・労働条件実態調査
    Aその他、必要な調査・研究
 (5)会員増強活動の推進
 (6)兵庫県病院協同組合事業の活用促進

2.地域医療に関する事業
 (1) 兵庫県南部第2次救急医療連絡協議会の設立推進
 (2) 兵庫県脳卒中ネットワーク連絡協議会の運営支援
 (3) その他、地域医療の充実に関すること

3.行政及び関連団体との連携に関する事業
 (1) 県、市の医療・福祉に関する各種委員会への参画
 (2) 控除対象外消費税の解消に向けた取り組み
 (3) 県病院関係6団体、その他医療関係団体との連携
 (4) 近畿病院団体との連携
    @近畿病院団体連合会委員会への参加
    A近畿病院団体連合会事務長会への参加

4.民間病院の労務・福利厚生に関する事業
 ・兵庫県病院企業年金基金の活用促進

5.広報活動に関する事業
 (1) 会報誌「兵庫県民間病院協会会報」の発行
   ・毎月25日 1,000部発行
   ・配布先  会員病院、県・市等関係行政機関及び団体
 (2) ホームページの運営
  
6 研修会、講演会などの開催に関する事業
 (1) 総会後の特別講演会
    期 日  平成30年5月17日(木)
    会 場  兵庫県民会館
 (2) 第14回研究発表会
    期 日  平成30年9月1日(土)
    会 場  兵庫県民会館
 (3) 診療報酬請求漏れ防止対策研修会
    期 日  平成30年9月27日(木)
    会 場  兵庫県医師会館
 (4) 事務長会・看護部長会合同研修会 
    期 日  平成30年10月27日(土)
    会 場  都ホテルニューアルカイック
 (5)  学術講演会 〜第12回脳卒中治療の地域連携〜
    期 日  平成30年11月10日(土)
    会 場  神戸市産業振興センター
 (6) 年末特別講演会・懇親会
    期 日  平成30年12月4日(火)
    会 場  ザ マーカススクエア神戸
 (7) 病院経営アシスト・セミナー
    期 日  未 定
    会 場  兵庫県医師会館(予定)
 (8) その他の研修会

7.「神戸圏域医療介護連携システム」の運営
2025年問題を見据え、「地域包括ケアシステム」の実現に向けた取り組みが急務となっているなかで、
神戸圏域(神戸市・三田市)において、地域連携の円滑な推進を図るとともに、地域包括ケア関連施設情報を提供するため、「神戸圏域医療介護連携システム」を運営する。
(1)病院及び老健施設が、各々の「病床機能別空床数」「待機人数」「待機日数」などの情報を入力し、共有する。
(2)「介護老人福祉施設」「訪問看護施設」「訪問介護施設」など地域包括ケア関連施設情報を一元的に登録し、地域包括に携わる者及び市民の利用に供する。